
企業、官庁、病院、学校など私たちの身の回りには組織が溢れています。私たちはその組織のいずれかに所属して活動をしています。激動の社会を迎え、個人の意識が高まっている今日、社会と個人の間に位置する組織は大きなテーマになっています。まず、「組織とは何か」と問われれば、「組織とは、一定の目的をもって、複数の人々がそれぞれの役割分担を定めて協働する集団である」と答えることになります。
組織は経営にとつて非常に重要な問題です。組織が有効に機能しなければ経営戦略は意味を持たないし、経営活動は行えないからです。逆に言えば組織を有効に機能させることができれば大きな成果を挙げることが可能です。それでは組織を有効に機能させるために重要なこととはどのようなものでしょうか。
- 組織とはそのなかで働いている要山壁襲くるンで支えられています。したがって、「個人」を「動機づけ」することが重要。
- 一人ひとりも大切だが組織は「集団」の力で成り立っています。したがって、集団を率いる「リーダーシップ」が重要。
- リーダーシップに左右されるのではなく、「組織自体の構造」ですべてが決まる。したがって、「環境に応じた柔軟な組織構造」こそが重要。
経営組織は①から③まで問題を内包しています。すなわち①個人と動機づけ(モチベーション)の問題、②集団とリーダーシップの問題 、③組織と構造の問題。これらの問題を押さえなければ経営組織を理解したことにはなりません。
そして経営組織を理解すると同時に、経営組織の活性化を図ることによって企業の発展が現実のものになってきます。